【コリドラス主体】混泳相性について考える

今回はコリドラスの混泳の相性についてです。

よく他の生体(グッピーやカラシンなど)の混泳相性がよい生体として「コリドラス」が挙げられていますが、コリドラス視点になってもそれは言えるのでしょうか?

今回はコリドラスを主体に考える混泳相性について紹介していきたいと思います。

目次

コリドラスとの相性がよい生体

まずは混泳相性のよい生体です。

混泳相性がよいといっても相乗効果があるわけではなく、「お互い特に気にいてないからストレスもたまってないんじゃないかな?」って意味ですのであしからず。

その1 トランスルーセントグラスキャット

まず一つ目は「トランスルーセントグラスキャット」です「グラスキャット」という名前でも売られていることもあります。

「一体何が起こったんだ!?」みたいなびっくりな見た目をしていますが、この子たちはほんとにおとなしい魚です。

カラシンと混泳でもさせようものなら隅っこの方で固まって泳いでますし、間違いなく餌をすべて取られます。

まあ、そのくらいビビりなわけですが、幸いなことにコリドラスとは生活圏が全く違います。

なのでお互いに出会うことなく生活できます。

その2 ハチェット系

この子たちもなかなかファンキーな見た目をしていますが、コリドラスとの相性はバッチリです。

なぜなら彼らの生活圏は水面ギリギリだからです。底面で生活するコリドラスとはほとんど出会うことがありません。

その3 クラウンキリー

私の大好きなお魚です。以前は我が家にクラウンキリー水槽もありましたが、クラウンキリーが水面しか泳がないので水槽のほぼすべてが無駄空間となり、結局専用水槽ではなくなりました。いまも水草水槽の水面を泳いでいます。

話がそれましたがこちらも水面しか泳がないことがおすすめの理由です。

※ただしクラウンキリーは強い水流を好まないので、その点には注意が必要です。

その4 エビ類(ヌマエビorロックシュリンプ)

4つ目はエビ類です。おすすめの理由は「生活圏は被るがコリドラスにとくに害は与えないから」です。

何といっても、エビですしね。コリドラスになんかするとしたらヤマトヌマエビがコリタブを持ち去ることぐらいですかね。(テナガエビ等の肉食のエビについては混泳させたことがないので何とも言えませんがたぶんや得ておいた方がよいでしょう)

そんなエビの中でも特におすすめなのが上の写真にもある「アジアロックシュリンプ」です。

サイズは少し大きいですが、この子たちは基本ぼーっとしています。コリドラスの餌をとるどころか餌を見つけられずに死んでしまうほどです。

コリドラスもこの子たちとの混泳に関しては何も感じてなさそうでした。

その5 オトシン系

5つ目はオトシンです。いわずと知れたお掃除生体のオトシンですが、生活圏がコリドラスともろ被りなのにコリドラスたちはオトシンが地数いてきても逃げたりしません。まぁオトシンもナマズの仲間ですしね。

その6 貝類

貝がコリドラスになんかできるわけがない。

ただ、コリドラスが好む酸性の水質は貝の成長を阻害するので、買いにとっては混泳相性がよいとは言えないかもしれません。

その7 コリドラス

まぁ当たり前ですよね。

コリドラス同士はほんとに仲がいいです。

コリドラスとの相性がよくない生体

続いて混泳相性の良くない生体を紹介しますが、明らかに混泳が不可能な大型魚など(ガーパイク等)は初めから除外していますのであらかじめご了承ください。

その1 フライングフォックス

おとなしく黒髭苔も食べてくれることからお掃除生体としてコリドラスと一緒に水槽に入れられることの多い生体ですが、この魚実は成長するにつれて苔類を食べなくなり、さらに縄張り意識が強くなってきて同種、多種にかかわらず攻撃し始めます。

カラシンなら攻撃の対象となってもすばやいので逃げることができますが、泳ぐのがそこまで早くないコリドラスはつつかれて死んでしまうことがあります。

その2 カラシン類


二つ目はカラシン類です。ちょっと意外かもしれません。

〇〇テトラという名前が付けられることが多いですね。これらの種類は決して狂暴ではありませんが如何せん泳ぐのが早いんです・・・。

コリドラスと一緒の水槽で飼うと、餌をあげてもカラシンがすべて食べてしまって底面のコリドラスまで行きつかない→コリドラスが。コリドラスが空腹で弱る→コリドラスが餓死しないように、カラシン類が食べきれないように餌を入れまくる。→水槽内に残った餌の影響で水質が悪化しコリドラスが病気になって死ぬ。

といったジレンマが襲ってきます。なのでカラシンもおすすめできません。

ただし、カラシンにはカラシン用の餌、コリドラスにはタブレットタイプの餌を与えるなど簡単な解決策はあります。

実際に水槽の中がコリドラスだけだと、水槽の中・上層が空いて寂しく感じることもあるので、それぞれの特性を理解して混泳させるようにしてあげて下さい。

その3 アベニーパファー

超ちっちゃいフグのアベニーパファーです。

この子たちの何が悪いかというと、この子らはほかの生体を追いかけてかじりつきます。

べタなんかは持ってのほかですが、コリドラスもやめておいた方がよいと思います。

その4 ベタ

異様な執着心でコリドラスを追い回します。目に入ったものはとりあえず排除しようとします。

近年見られる鑑賞用に改良されたものはそこまではないようですが、原種に近いものはものすごく攻撃的です。(とはいってももちろん個体差はあります・・・。)

そもそも少しの水流を好むコリドラスと止水を好むベタは、そもそも相性以前の問題な気がします。

まとめ

コリドラスという生き物はほんとに水槽内の立場が弱く、はかなげな生体です。

エサ取り合戦にはよく負けるし、いじめられるし。

そんなコリドラスが快適に暮らせるように混泳相手を選んであげて下さい。

補足 たたみのひとりごと・・・

今回はコリドラスとの混泳相性についてまとめましたが、今回の記事は私がこれまで飼ってきた経験やほかの人からのアドバイスなどをもとに書いたものです。

実際の水槽は自然界ではありえないような組み合わせで泳いでいるため、何が起こるかわかりません。

なので、熱帯魚が自然の中でどのような環境で暮らしているのかを知りそれを再現することがアクアリウムという趣味の醍醐味だと思っています。

真のネイチャーアクアリウム。風景でなく環境をそのまま家に作り出す。

めちゃくちゃ楽しそうですよね!!

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