「コリドラスに餌は必要か?」と聞いて、「コイツ何言ってんの?」と思われた方すみません
世間では「水槽の掃除屋」としてのイメージが強かったので解説させていたきます
アクアリウム初心者の方の中には「コリドラスは水槽の掃除屋だから、他の魚の食べ残しを食べてくれるんでしょ?」と思われている方もいるのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けてコリドラスの餌事情についてご説明します
コリドラスに餌やりは必要!
結論から言うと「コリドラスに餌は必要」です
その理由について解説します
なぜ餌やりは必要か?
まずはなぜ餌やりが必要か?についてです
それは「コリドラスはよく食べるが、食べるのは遅めだから」です
そのため、混泳水槽でまとめたえさのやり方だと他の生体の食べ残ししか回ってきません
そして、食べ残しだけだと必要な餌の量が足りず、痩せて弱ってしまうことになります
では水槽の掃除屋というのは嘘なのか?
正しい部分
コリドラスが水槽の掃除屋ということについて、正しい部分もあります
実際にコリドラスはそこに沈んだカラシンなどが食べなくなった餌などを食べてくれます
そのため底に餌が残って水質が悪化することを防いでくれます
間違った部分
次に間違った部分です
間違った部分は「コリドラスが掃除できるのは食べ残しだけ」と言うことです
中には糞なども食べて掃除してくれるという人もいますがそんな魚いません
糞とは生体が栄養を吸収したあとのカスなので食べることによって栄養をゲットできないからです
なので「コリドラスが底面にあるのもをなんでもかんでも掃除してくれる」というのは間違っています
餌やりの方法は?
餌の与え方
お掃除生体としてコリドラスを飼育している場合、他の種類との混泳水槽になると思います
そういった場合はコリドラスが嗜好性だけを考えるのではなく、水槽の底面で生活するコリドラスに「しっかりと餌が行き届くかどうか」と言う点も加味して選ぶ必要があります
混泳水槽におけるコリドラスのおすすめの餌ついてはこちらの記事でまとめたのでぜひご覧ください
他の「掃除屋」と呼ばれる生体でも同じ
掃除屋、俗に言うメンテナンス生体と呼ばれる生体にはいろいろいますがこれらもコリドラスと同様です
有名どころを紹介します
- クーリーローチー(食べ残し)
- ヤマトヌマエビ(コケ)
- サイアミーズフライングフォックス(黒髭コケ)
- オトシンクルス(コケ)
- ブラックモーリー(油膜)
これらのように()内のものを食べてくれる品種は確かにいます
しかしそれは「それを食べている」というより「それも食べている」という感覚を忘れないでください
メンテナンス生体は今後、皆さんの水槽で大活躍してくれることでしょう
しかし、飼う前にしっかりとその生体の「主食」についても調べて、一緒に買って帰ってあげてください
それでは楽しいコリドラスライフを!!
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