たたみです
みなさんはコリドラス水槽(コリドラスの入った水槽)を立ち上げようとする際にどんなことに気を付けていますか?
砂を敷く?ブラックウォーターにする?
調べたらいいろいろでてきますよね
まじめな話をするとコリドラスって種類によって野生下での住んでいる環境がまったく異なります
よくアマゾン川に住んでいると言われますが、地理の授業で習うとおりアマゾン川は流域面積が世界最大の約705万㎡と言われています
705万㎡というと日本の国土の18倍以上だそうです
それだけ広いアマゾン川ですから南米大陸のいろんなところに流れています
つまりそれだけいろんな環境があるんです
しかし、初心者の頃はコリドラスの種類ごとに環境を変えるなんてことはなかなかできないと思います
なので、今回は一般的に「だいたいのコリドラスはこうやって飼うとうまくいきやすいよ」という方法についてご紹介していきます
今回の記事はこんな方向け
- コリドラスを飼ってみたいけど、何を準備すればいいのかわからない
- コリドラスを飼うにはどんな水槽にすればいいの?
- コリドラスを飼うときの注意点が知りたい
コリドラス水槽立ち上げの際の注意点
コリドラスを飼育する上での注意点は大きく分けて4つあります
その4つはこちら!!
- 床面積の確保
- 水流を意識
- 隠れられる場所を作る
- 底床の掃除のしやすさを意識
それでは具体的にそれぞれについてご説明していきます
床面積の確保
まず1つ目は床面積の確保です
床面積の確保とはつまり水槽の床がどれだけあるかです
例をいうと「水槽に砂だけを入れている場合」は100%床です
これが「水槽に砂を敷いて、床面積の半分くらいに石を配置した」となると床の割合は50%
つまり今説明したこの割合が高いほどいいですよということです
次にその理由について説明します
床面積を確保するメリット
床面積確保のメリットはこんな感じ
- 運動不足の解消
- ゴミが溜まりにくい
- 水の流れを作りやすい
- 挟まり事故の確率が減る
こんな感じです、床面積が広い分自由に泳ぎまわれるので運動不足の解消になります
また、石などのレイアウト素材が置いてあるとそこは水の流れが止まり、糞などのゴミが溜まりやすくなります
さらにレイアウト素材は置きすぎると、コリドラスが泳いでいるうちに挟まってしまい動けずに死んでしまうという事故が起こる場合もあります
床を狭くさせる要因
次に床を狭くさせてしまう要因についてご紹介します
- 石や流木などのレイアウト素材
- 水草
これらは水槽の床面積を狭くする要因になることがあります
とは言え「レイアウト素材や投げ込み式フィルターを入れたいよ」といった方も多いと思うので、
次にその対策についてご紹介します
流木の設置面積を減らすためのグッズというものが売っています
それがこの流木ホルダーです
簡単に言うと流木に吸盤をくっつける道具です
https://aquatailors.jp/SHOP/185000210000.html
使い方は流木を流木ホルダーにビスでとめ、流木ホルダーの吸盤をガラス面に張り付けるだけです
これで設置面積0で流木を水槽の中に設置できます
また、水草については底に植えるのではなく活着系の水草を選ぶことで解消できます
おすすめの活着系水草についてはこちらの記事で紹介しています
水流を意識
2つ目は水流を意識すりことです
水流についてはこれまでも何度かご説明していますが、コリドラスにとって水流はできればあった方がいいです
また、水流の重要性についてはこちらの記事でも紹介していますのでよかったら見てください
その理由としてはこれらがあります
- 運動不足の解消
- ヒレの発達を促す
- 酸素が十分に供給される
運動不足解消については先ほどの床面積のところでも書きましたが、ある程度の水流は流れに逆らって泳ぐ修正のあるコリドラスにとっては非常によい運動になります
さらに、流れに逆らって運動するということは普通に泳ぐよりもよりヒレをよく使うことになるので、ヒレの発達を促します
ヒレ(特に背びれ)の発達したコリドラスは非常に)魅力的です!!
また、水流を作ることで水槽内全体に酸素が運ばれるので酸素がよく溶け込んだ状態になります
水流を妨げる要因
次に水流を妨げる要因についてご紹介します
- 石や流木などのレイアウト素材
- 茂りまくった水草
- 水流の少ないタイプのフィルター
レイアウト素材や水草が大量にあると床面積を減らす要因になるだけでなく水流を妨げる要因にもなります
少しでも水流をなくした方がいい魚(メダカやグラミーなど)と混泳する場合は話は変わってきますが、基本的にはコリドラスが水槽にいる場合は少でも水流はあった方がよいとされます
また、近年は水流がほとんどない超静音タイプのフィルターが存在します
これらのフィルターは音がほぼしない代わりに水流もほとんど起こりません
それがメリットになる生体もたくさん存在しますが、コリドラスがいる場合は別のフィルターを使うか、追加でエアレーション等をしてあげるとよいかもしれません
隠れられる場所を作る
隠れられる場所のメリットはこんな感じ
- ストレス軽減になる
- 逃げ回ってガラス面に体をぶつけるリスクが減る
- 他の生体からの攻撃を防ぐことができる
コリドラスというのはかなり警戒心の強い種類です
人間が覗き込むとほぼ逃げます(ブリード個体は割と人間慣れしている個体が多いようですが・・・。)
そのときに隠れられる場所があるとコリドラスも安心します
そのために隠れらる場所は必要になってきます
また、何かにビビったときに隠れる場所がないと水槽中を逃げ回ることがあります
その際にガラスに体をぶつけて大けがをしてしますことがあります
さらに、エンゼルフィッシュなどの少し攻撃性の強い個体と混泳している場合は、コリドラスがつつかれることがあるのでそういったさいにも隠れられる場所があると安心です
隠れられる場所の作り方
隠れられる場所としてはこのようなものがおすすめです
- 流木をアーチ状に置く
- 侘び草&侘び草ハンガーを使用する
- ココナッツシェルターを設置する
1つ目は流木をアーチ状におくということです
具体的にはこんな感じです
こういった根っこのような形の流木を置くことで影ができ、隠れることができます
2つ目の侘び草&侘び草ハンガーというのはADA(侘び草)とDOOA(侘び草ハンガー)から出ている商品で
これらを使うことで侘び草や侘び草マットの植物を水面付近や水中といった場所に固定させることができます
とくに侘び草は成長がとても早く、非常によい隠れ場所になるのでおすすめです
3つ目はココナッツシェルターです
これはもともとアピストグラマなどの生体の産卵場用の商品ですが、コリドラスの隠れ場としても十分機能します
底床の掃除のしやすさを意識
最後は底床の掃除のしやすさを意識することです
コリドラスはほとんどの種類が底面で生活しています
なので床をきれいにしておくというのはコリドラスを健康に飼ううえで最も重要なポイントになります
床に汚れが溜まり続けると、水質が悪化し、病気になってしまうことがあります
薬の使用の際にはかなりのテクニックがいるコリドラスは病気になるとなかなか回復は難しいです
床を清潔にすることで病気をあらかじめ防ぐことが重要です
そのために床掃除は欠かせません
床掃除をしやすくするポイントとは?
床掃除をしやすい水槽とはどんな水槽なのか?
そのポイントはこちら!!
- 極力シンプルなレイアウトを心がける
- 素材を取り出せるようなレイアウトにする
この2点がおすすめです
まず1つ目の「極力シンプルなレイアウトを心がける」ですが、
極端な例をいうと水槽に砂だけを敷いたレイアウトだと床掃除は簡単ですよね?
つまりレイアウト素材の数を減らすことで、水換えの時の床掃除の手間が軽減されるということです
次に「素材を取り出せるようなレイアウトにする」ですが、
これは要するに、水草水槽のようにに「ソイルに石が埋まっていて外に出すことはリセットを意味する」ような状態は好ましくないという意味です
砂を敷いて、そこに流木を置いてあるだけくらいのレイアウトにしておくと掃除がとてもやりやすいです
コリドラス水槽のレイアウトとは?
コリドラスの健康のことだけを考えるなら、
「ある程度隠れ場があって床面積の広いシンプルなレイアウトがいい」ということにはなります
しかしレイアウトを楽しむというのはアクアリウムの醍醐味でもあるのでそこを我慢する必要はないと思います
私も以前はレイアウトがちがちのコリドラス水槽を作っていました
見た目はすごく好きだったのですが、掃除が面倒臭すぎてすぐこちらにレイアウトを変更しました(笑)
そしてどんどんシンプルになっていき、最後は流木一つだけというレイアウトに落ち着きました
このように水槽のレイアウトに正解というのははありません
ただ、私は数々の失敗をしてきたので、初心者の皆さんがすこしでもその失敗をしなくてすむように今回の記事を書きました
もし今回ご紹介した4つのポイントの内、ひとつでもみなさんのお役に立てば幸いです
それでは楽しいコリドラスライフを!!
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