いままで混泳水槽でコリドラスを飼っていた人で、
コリドラスの魅力に惹かれ、「専用水槽を立ち上げてみたい」と思っている人もいるのではないでしょうか?
そんな中で、コリドラス専用の水槽を立ち上げる上で「フィルターはどうしたらいいか?」と言った疑問が出てきませんでしたか?
いままでは混泳水槽で飼っていたから外掛けフィルターだったけど、コリドラスのことだけ考えたら、どのフィルターがいいんだろう?
今回はそんな方に向けて「コリドラス水槽におすすめのフィルター」について紹介していきます
【この記事はこんな方におすすめ】
- いままで混泳水槽にコリドラスを飼っていたけどコリドラスの専用の水槽をたちあげようと思っている
- ペットショップでコリドラスを見て、飼いたいと思っているけどなにを準備していいかわからない
- コリドラス水槽におすすめのフィルターが知りたい
- 水槽用のフィルターにはどんな種類があるのか知りたい
コリドラスにおすすめのフィルター(メインで使えるもの)
まずはメインで使える(それだけで十分にろ過ができる)フィルターの種類をおすすめ順に紹介します
前提として条件を統一するために紹介する商品はすべて60cm水槽用としています
※MAXは星3つです
上部フィルター(おすすめ度★★★)
メリット
- 水中に酸素をふんだんに取り込ませることができる
- ある程度の水流を作ることができる
- ろ過能力が高い
- メンテンナンス性に優れる
- 値段が安い(本体・ろ材)
このようなメリットがあり、特に酸素を取り込める、ろ過能力が高いといった点でコリドラス水槽に非常におすすめのフィルターとなっています
また、価格も安くメンテナンス性にも優れているため初心者の方にもおすすめのフィルターです
デメリット
- 音が気になる場合がある
- 見た目がゴツい
- フレームレス水槽で使用する場合には別途器具が必要
デメリットとしてはこのような点が挙げられます
その中でも見た目に関してはどうしようもない部分があるので、水槽の上に物が乗っていることに抵抗がある場合は上部フィルターは選択しない方が良いかもしれません
おすすめの商品
おすすめの商品は「GEX グランデカスタム」です
この商品の特徴としてはろ過槽を追加できることです
一段でもろ過容量の十分多い上部フィルターですが、ろ過槽を追加することでさらにろ過能力を強化することができます
外部フィルター(おすすめ度★★★)
メリット
- ろ過能力が高い
- 任意の方向に水流が作れる
- 水槽の周りがすっきりする
外部フィルターのメリットとして大きいのはそのろ過能力の高さと水槽周りがすっきりすることです
他には水槽内や周囲にに給排水の2本のパイプとホースがあるだけなので
コードやろ過槽が隠せるというメリットもあります
デメリット
- 値段が高い
- 酸素を取り込みにくい
デメリットとしては他のフィルターに比べて値段が高いということがあります
また、酸素を取り込みにくいというデメリットもありますが、これはエアレーションや他のフィルターと組み合わせることで対策できます
おすすめの商品
おすすめの商品はエーハイムクラッシックシリーズです
この商品はろ材容量も多くメンテンナス性に優れているためおすすめとして紹介しました
また、エーハイムには水流を強め、酸素を取り込みやすくするディフーザーなどの公式の拡張商品がたくさんあるのもおすすめの理由です
底面フィルター(おすすめ度★★)
メリット
- 水中に酸素をふんだんに取り込ませることができる
- ある程度の水流を作ることができる
- ろ過能力が高い
- 値段が安い(本体・ろ材)
底面式フィルターのメリットは何と言ってもその価格の安さに対するろ過能力の高さです
レイアウト素材である床材(大磯砂)の量がそのままろ材の量になるので言わずもがなだと思います
※ただし、大磯砂を厚く敷きすぎると水の流れが悪くなり病気が発生する恐れがあるので注意が必要です
また、同時にエアレーションも行えることもメリットのひとつです
デメリット
- メンテナンス性が若干悪い
- レイアウトに制限がある
メンテナンス性については底に敷いている大磯砂がそのままろ材になっているため、プロホース等を使って目詰まりしないようゴミを取り除く必要があります
床面積が広ければ広いほど掃除が必要な面積が大きくなるため大変になってきます
また、底が大磯砂に限られるのでレイアウトに制限があるのもデメリットとして挙げられます
おすすめの商品
おすすめの商品はこちらのバイオフィルター60です
底面式フィルターについてはどこのメーカーの商品も仕組み的には同じなのでどこの商品を買っても特に問題はありません
個人的にはバイオフィルターが好きです
理由としては組み立てやすいことと網目が細かいので大磯砂がつまりにくいためです
底面式フィルターに関してはむしろエアーポンプにこだわった方が良いです
より強い水流が作れる方が水がよく循環し、ろ過能力を高めてくれるからです
おすすめのエアーポンプはこちら(60cm水槽ならば)
パワーと静音性のバランスがちょうどいいです
コリドラスにおすすめのフィルター(サブで使えるもの)
ここからは単体だとろ過能力に不安があるが、メインのフィルターのサブとしておすすめのフィルターについてご紹介します
スポンジフィルター(おすすめ度★★)
メリット
- 水中に酸素をふんだんに取り込ませることができる
- 生物ろ過能力が高い
- 値段が安い
スポンジフィルターのメリットは生物ろ過能力の高い点です
スポンジの大きさ分だけ中にバクテリアが繁殖できるからです
また、値段も1,000円以下で買えることが多く、安いことも魅力のひとつです
生物ろ過とは?
ろ材の中に住み着いたバクテリアの働きによりアンモニアなどの有害物質を分解して徐々に生体にとって無害なものにしていくことをいいます
浄化槽はこの方法を使用して生活排水を川に流せるレベルまでろ過しています
余談ですが、トイレにトイレットペーパー以外を流してはいけませんと言われる理由は通常のティッシュペーパーはセルロースを含んでおりバクテリアが分解できないからです
デメリット
- 物理ろ過能力が低い
デメリットとしては物理ろ過能力が低いということです
低いというかほぼありません
物理ろ過とは?
水中に漂っているゴミや糞などバクテリアが分解できるできない関係なくウールマット等に引っ掛けてろ過するものです
ドリップコーヒーを作る手順が物理ろ過によりコーヒーを抽出しています
おすすめの商品
おすすめの商品はテトラ (Tetra) 社のツインブリラント フィルターです
このぼこぼこした表面が水中のバクテリアを効率的にキャッチしバクテリアの繁殖が早まります
また、替えのスポンジも売っているのでランニングコストも安いという特徴があります
外掛けフィルター(おすすめ度★★)
メリット
- 物理ろ過能力が高い
- 価格が安い
- 静音性に非常に優れた商品が多い
- メンテナンス性◎
最大のメリットとしてはメンテナンス性に非常に優れています
メンテナンス方法としてはフィルターを新品の専用マットに差し替えるだけです
これ以上にメンテナンスが簡単なフィルターはないと言っていいほど超お手軽に管理ができます
また、ものによっては寝室においても全く問題ないほど静かな製品もあります
デメリット
- 生物ろ過能力が低い
- ランニングコストが高い
デメリットとしては生物ろ過のうぎょくが低い(ほぼない)ということと
ランニングコストが高いということがあります
ランニングコストに関しては、メリットで述べた専用マットの交換が楽ということに実は落とし穴があります
この替えのマットというのはメーカー推奨交換期限が2週間ほどしかありません
もちろん洗って繰り返し使うことはできますが、それでは1か月も使えればいい方です
このタイミングで交換したとしても1月あたり400円(6個入約1,200円を2個使用)程度かかります
これを毎月となってくるとなかなかの出費になります
おすすめの商品
おすすめの商品としてはテトラ (Tetra)社の オートワンタッチフィルター AT-75Wをご紹介します
テトラ社の外掛け式フィルターは非常に人気の商品です
その証拠にほとんどのペットショップでこのシリーズは在庫してあると思います
そのため消耗品である替えのマットが入手しやすいからです(マットはテトラ社のオートワンタッチフィルターシリーズ共通のものです)
まとめ
今回はコリドラス水槽におすすめのフィルターについてご紹介しました
今回紹介したどの種類のフィルターも得意不得意はありますがコリドラス水槽に使えないということはありません
自分の飼育環境や生活環境に合わせて選んでいけばよいと思います
今回の記事がその参考になれば幸いです
また、コリドラス水槽の立ち上げの際のポイントについてこちらの記事にまとめているので
あわせて読んでもらえるとより選ぶ時の基準になると思います
それでは楽しいコリドラスライフを!!
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