たたみです。今回はコリドラス水槽のレイアウトについて考えます。
コリドラスを飼育する上で、レイアウトに気を遣うことは非常に重要なことです。
例えば
- 隠れ家を作ることでコリドラスのストレスが軽減できる
- 水流を作ることでヒレの成長を促してたくましく成長させることができる
- 水質を自然に近づけることによって産卵を促す
など様々なメリットがあります。
しかしコリドラス水槽を立ち上げようとしている人の中には「とりあえずかっこいい水景にしたい」と考えている方もいると思います。
そんな方のために
コリドラスが暮らしやすい水槽とは何なのか、かっこいい水景で飼育するためには何を注意すればよいのかを我が家の水槽の失敗談に沿って紹介していきたいと思います。
第1弾 見た目を重視したコリドラス水槽
これが我が家で最初のコリドラス専用水槽です。
すでにコリドラスを飼ってはいましたが、この時にあった知識と言えば
- 底面は砂
- 隠れ家
- 水流
くらいのものだったので、とりあえず家にある素材で水槽の見た目がかっこよくなるように作りました。
このレイアウトのデメリットとしてこんなものがあります。
- 底面の掃除がしにくい
- 水面に油膜ができる
- 酸欠なのか呼吸をしに度々水面に猛ダッシュしている
- コリドラスが隠れて出てこない
- 底砂が厚すぎて病原菌が増殖し?体を擦りつける様子が見られるように
- コリドラスが石の隙間に挟まって死ぬ
石の隙間に挟まって死ぬというのは稀な例かもしれませんが、我が家で実際い起きてしまった悲劇です。
この水槽はTwitterやInstagramでの評判は良かったのですが、 この悲劇が起こってしまったのですぐにレイアウトを大幅に変更しました。
ちなみに、この水槽でコリドラスを飼うなら
- 週に2~3回4分の1~3分の1の水替えを行う
- 1か月に1度程度レイアウト素材をすべて出して掃除を行う
- 止水域をなるべく減らすために強めのエアレーションを行う
- 硝酸濃度やアンモニア濃度を逐次計測する(数値が高ければ多めの水替えを行う)
- 飼育数をおさえる
- 弱っている個体がいないかチェックする
などに気を付けていれば大丈夫かと思います。
実際はここまでしなくても飼育は可能かと思いますが、実際に我が家ではこの水槽で一匹落とすという失敗をしてしまったので、どうやったら防げるか考察した結果このようになりました。
第2弾 野生のコリドラスの生息地を意識したレイアウト
コリドラスの死から以下の点を意識してレイアウトを変更しました。
- 挟まり対策→レイアウト素材を大幅に削減して風通しのいいレイアウトに
- 病気対策→サーモスタッド付きヒーターの導入&底砂の厚さを1cm以下に
- 油膜対策→ディフューザーの導入
- 野生環境を意識してマジックリーフでブラックウォーター化
- 窒素類の対策のため、成長の早いアマゾンフロッグピットを配置
これらを変更したことによって明らかにコリドラスたちの元気がよくなり水槽の前面にも出てくるようになったので観察もしやすくなりました。
(観察がしやすいということは病気の早期発見につながるので、個人的にかなり重要ですポイントだと思っています)
ブラックウォーター化が一番の要因かもしれませんがこのころから水槽内でコリドラスの卵が確認できるようになってきました。
徐々にコリドラスにとって住み心地の良い水槽になってきたようなきがします。
第3弾 巨大な水草を配置
アヌビアスバルテリーの追加に特に意味はありません。
ただ、コリドラスが水槽内を縦横無尽に泳ぎまくったあとにバルテリーの葉っぱの上で休憩している姿が時折見れるようになりました。(たまらない可愛さです・・・。)
ここで気づいたことは水槽内に黒髭苔が生えなくなったです。
水替えを週に2回していることもありますが、やはり何といってもアマゾンフロッグピットの栄養吸収能力はすさまじいものがあります。
第4弾 メンテンナンスを意識した超シンプルレイアウト
究極にシンプルになりました。
必要最低限のものだけを残し、プロホースによる底面の掃除がしやすいように意識してレイアウトしました。
「コリドラスが隠れるところがないじゃん!!」と感じるかもしれませんが、コリドラスたちはライトの陰になるような場所であれば全身が覆われていなくてもどうやら落ち着けるようです。
いつもみんなで流木の陰でぼーっとしています。
掃除がしやすくなったことで、汚れがたまらなくなり、コリドラスたちが体を擦りつけることもなくなりましたし、黒髭苔も生えなくなりました。
コリドラス水槽レイアウトの極意
コリドラスを飼うにあたってのおすすめのレイアウト方法をまとめてみました。
※あくまでもおすすめであり、↓の方法以外でももちろん飼育はできます。
- 底面は砂→髭の成長を促す。もふもふが見れる
- 適度な水流→運動不足を解消し、ヒレの発達を促す。
- ディフューザーかエアレーションによる水中の溶存酸素の確保→酸欠の防止
- ブラックウォーター→我が家にネグロ川原産が多いからかもしれないが明らかに調子があがる(動きが活発になり、体色があがる)
- 底面掃除がしやすい置くだけレイアウト(細々したものは置かない)→止水域をなくすことで病原菌の増殖を防ぐ
コメント