チンチラを今から飼おうと思っている人の中では「チンチラの飼育難易度」というのは非常に気になるところだと思います
私も6年ほど前にチンチラを飼う前はそれはもう鬼の調べました
図書館に行き、ネットで調べ、SNSで質問しそれはもう調べまくりました
なかなか難しい点だけをまとめたものってなかったんですよね
なので今回はそんな方のために実際に飼育してみて感じた「チンチラ飼育における難しい(大変だ)と思った点について紹介します
【この記事はこんな方におすすめ】
- チンチラを飼うのは難しいと聞くけど、具体的にどういったところが難しいのか知りたい
- チンチラを飼いたいと思っているけど、どんなことに気をつければいいのかわからない
- 実際にチンチラを飼っている人の感想が聞きたい
チンチラ飼育における難しいと感じた点
温度管理
1つ目は温度管理です
温度管理の大変さは有名なのでなんとなく聞いたことがある方も多いでのはないでしょうか?
温度管理はチンチラを飼育している上でもっとも神経質になるべきところかな思います
しかし、これについてはエアコンに任せているので、「忙しい大変さ」ではなく「金銭的な大変さ」ですね
特に夏は除湿もするのでエアコン代がバカになりません
これが理由で我が家はオール電化の家に引っ越しをしました(笑)(光熱費がほぼ電気代だったので)
部屋んぽ
2つ目は部屋んぽです
部屋んぽとは「部屋の中の+さんぽ」のことで
運動したい欲が半端ないチンチラのストレス発散のために1日に1〜2回程度、部屋の中に数時間放ちます
この部屋んぽは、チンチラのストレス発散だけではなく、飼い主とチンチラのコミュニケーションの時間にもなり非常に大切な時間なので毎日することになるのですが・・・。
意外と大変なことが多いんです
具体的にはというと
- 結構長いこと散歩したがる(個体差はあるがうちの子は1時間以上は走り回っています)
- とてつもないジャンプ力で思わぬところにいけたりする
- なんでも齧ろうとするので対策が必要(床までも齧ります。そして電気コード類は特に注意!!)
- 時間帯によっては気分がのらない(「よいしょ」したところでやりたくないもんはやりたくないので、チンチラに合わせるしかない)
こんな感じで結構いろいろあります
もちろん個体差があり、散歩がそこまで必要じゃない子も中にもいるかもしれませんが、それはあくまでも実際に迎えてからしかわからないことなので
うちの子の様に元気がいい子もいるよってことを頭の片隅にでも置いておいた方がよいでしょう
好き嫌い
これも個体差があるかと思いますが、チンチラって結構好き嫌いが多いです
特にチモシー(牧草)に関しては・・・。
買ってきたチモシーに全く興味を示さず廃棄することもよくあります
(口に近づけると手で払いのけられることも・・・。)
チンチラの主食って実はチモシーなのでチモシーを食べてくれないと栄養が摂れなかったり歯の伸びずぎに繋がったりと問題が発生します
※よく見るあのカリカリしたフードは実は補助食品で、あくまで主食はチモシーです。ショップの方も「チモシーは食べるだけあげて良い」とおっしゃっていました
チモシーって実は産地、加工方法ごとに味や匂いがちがう様でチンチラはそのへん敏感に察知して好き嫌いをしている様です
ちなみにうちの子はカナダ産の2番刈りのダブルプレスが好きな様でよく食べます
収穫時期の「○番刈り」も加工方法の「○○プレス」も数字が大きくなるにつれて柔らかく食べやすいので嗜好性は高くなる傾向にありますが、
「1番刈りのシングルプレス」がチンチラの健康面でいうと一番よいので、まずはこれからあげてみるといいと思います
【用語解説】
・2番刈り
「○番刈り」というのは牧草の収穫時期ごとにつけられている名前で「その圃場(牧草植えてるとこ)でその年に1番目に収穫されたものが1番刈り」で「1番刈りを収穫したあとにその圃場で再度収穫されたものを2番刈り」といいます
雑草とかって一度草刈りしても同じ場所からまたニョキニョキ生えて来るじゃないですか?あのイメージです。なので草としても最初に生えたときの方が時期がよく、気候がその草の成長にとって最適な時に生えた分になるので、茎もしっかりして栄養価も高いです。
○番刈りの○の数字が大きくなっていくにつれて葉は柔らかく、栄養も少なくなっていきます
・ダブルプレス
チモシーの加工方法には「シングルプレス」と「ダブルプレス」があります
要するに収穫した場所から運搬をする際に、圧縮をします。その圧縮の具合がやさしいのが「シングルプレス」強めなのが「ダブルプレス」です
こちらは栄養価には差はありませんが、強めに圧縮した「ダブルプレス」の方がチモシーがより潰されているので柔らかくなります
砂浴び
チンチラは1つの毛根から生えている毛の量が地球上で最も多いと言われているほど毛の密度が高いです
そんな毛でも絡まったりしないのは、野生では火山灰が主成分の砂を浴びているためです
ペットとして飼う場合も砂浴びは必須になってきます
この時に使用するのは「チンチラ用の砂」なんですが
この砂があまりにも細かいんです。
どのくらい細かいかというと
運動会の時に本部に長机おいてあるじゃないですか?(テントの下にある校長先生が座っているようなやつです)
運動会後にあの机を片付けようとして表面を触ったらザラザラするでしょ?
あそこについてある砂くらい細かいです
・・・とにかく細かいので砂浴びをさせている部屋はところどころザラザラします
なので我が家ではさんぽ部屋には常に「あかちゃんのおしりふき」が置いてあります
これで拭けばザラザラは解消されます
病院問題
最後にかなり重要な点です
それは「チンチラを診てくれる病院が少ない」と言うことです
チンチラは最近でこそ飼育者も増えてきて飼育方法など、ネットでも調べれるようにはなってきましたが、病気になった際に診てくれる病院はまだまだ少ないのが現状です
特にチンチラは体が小さい分犬や猫などに比べると病気が重症化すると回復が大変と言うこともあり、かかりつけを見つけておくことは超重要事項です
これについては「病気になってから探せばいいわ」だと間に合わなくなることもあるので必ず飼うまえに診察が可能な動物病院をさがしておくことをおすすめします
調べても診つからない場合はチンチラを購入した(またはしようとしている)ショップさんなどで聞くと知っていることが多いです
チンチラの飼育は難しいか?
私はこれまで数多くのペットを飼育してきました
(熱帯魚、ハムスター、鶏、犬、猫、かめ、爬虫類多数などなど・・・。)
その中でチンチラの飼育難易度としては「猫の飼育よりも手間とお金がかかるな」と私は感じています
「一部の熱帯魚の様に、飼育環境は理想的といわれるものにしていても原因不明の死を遂げる個体がいる」ことや「超凶暴な犬で飼い主に大怪我をさせる可能性がある」といったことに比べると難しくはない様に感じますし、犬の様に「定期的なシャンプー&トリミング、毎日の外での散歩や毎年の予防接種」なんてこともありません
しかし、なんといっても手間とお金はそこそこかかるので
飼育にあたってはチンチラ用の部屋を用意したり、エアコンは通年稼働だったり、つきっきりで室内で散歩させたりと
多少は「チンチラ主体の生活を送る」というマインドは必要になってくるかと思います
実際のチンチラ日常のお世話についてはこちらでも説明していますので、参考にしたうえで考えてみてください
まとめ
今回は「飼育歴6年のチンチラ飼い主が難しいと思った点」についてご紹介してきました
今回の記事の内容はかなり主観的な部分も多く、「○○だと思います」といった表現が多かったためわかりにくい部分もあったかと思います
あくまで「チンチラを実際に飼っている人の体験談」としてみていただけるとありがたいです
チンチラは非常に魅力的なペットなので難しい点などもしっかりと勉強し、環境がととのったうえでぜひお迎えしてください
それでは楽しいチンチラライフを!!
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