水草レイアウト水槽にとって
非常に重要なアイテムである「ソイル」ですが、
実は種類がいろいろあるって知っていましたか?
しかもその種類ごとに役割が全然違います
そこで今回は、アクアリウム初心者に向けて、「ソイルの種類とその役割」についてご紹介していきます
ソイルの種類とその役割

ソイルには大きく分けて次の3つの種類があります
- 栄養系ソイル
- 吸着系ソイル
- 両方の性質をもったソイル
次にそれぞれについて順に説明していきます
まずは栄養系ソイルから
栄養系ソイル
栄養系ソイルの特徴
栄養系ソイルとは文字どおり、栄養を含んだソイルです
そもそもソイルとは土を焼き固めたものですが、栄養系ソイルは材料となる土に栄養が多く含まれまれてるものをいいます
栄養系ソイルを使うメリットとしては、比較的簡単に水草を育成できることです
これはソイル内に含まれている栄養分が溶けだし、水草が根っこから吸収するからです
しかしその反面、溶け出しすぎた栄養分により水が濁ってしまうというデメリットもあります
なので栄養分をよく吸収する、成長の早い有茎草(ロタラやパールグラス)にはこの栄養系ソイルがおすすめです
栄養系ソイルのおすすめの商品
またおすすめの商品はADAの「アマゾニア」シリーズです

吸着系ソイル
吸着系ソイルの特徴
吸着系ソイルは先ほど紹介した栄養系と真逆の性質を持っていて、
栄養分がほどんど含まれておらず、むしろ余分な栄養分を吸着する機能を持ったソイルになります
そのため吸着系ソイルを使用すると、水質が安定しやすく水槽の管理が少し楽になります
ただ栄養分を含まない吸着系のソイルは、そのままだと水草の育成には向かないため、
水草を育成したい場合は、固形肥料や液体肥料による「追肥」を行う必要があります
おすすめの肥料はこちら
吸着系ソイルのおすすめの商品
吸着系ソイルでおすすめの商品は「ジュン (JUN) プラチナソイル」です
両方の性質を持つソイル
両方の性質を持つソイルの特徴
これまで紹介した栄養系と吸着系の2つの特徴を併せ持つそいるも存在します
具体的にどういうものかというと「栄養は含んでいるけど、水中の余分な栄養分を吸収する余地もある」といった感じです
個人的にはこのソイルはアクアリウム初心者の方には非常におすすめです
なぜかというと非常に管理がしやすいからです(栄養系ソイルは最初のうちは栄養がガンガン溶け出すので、水換えをガンガンおこなう必要があったりと、少し面倒くさい部分もあります)
基本的には肥料を使わなくても、ある程度の水草を育成することができますし、
しばらくしてから「水草の育ちが悪いな」と感じれば先ほど紹介した「追肥」をすればいいだけです
このように水槽の状態に合わせて後出しで調整がきくのがこのソイルの最大の特徴です
両方の性質を持つソイルのおすすめの商品
おすすめの商品は「ジェックス 水草一番サンド」です
GEXの製品ということもあり、取り扱っている店が多いので、
これを買っておけば、水槽立ち上げ中にもしソイルが足りなくなっても買い足しにいけるという強みもあります
(ソイルって買うときは十分な量に見えてもいざ水槽に入れてみると、「あれ?こんだけ」となりがちですからね・・・。)
多くのソイルに共通するポイント

これまで3種類のソイルの特徴について紹介してきました
続いてはいま紹介した3種のすべてに共通する特徴についてご紹介します
それはこの3つです
- 水質を酸性に傾ける性質を持つものが多い
- 寿命がある
- バクテリアが繁殖する
ソイルには基本的に水質を酸性に傾けるものが多いです
まぁ言っても土ですからね
土は放置すると酸性に傾きます
理由が知りたい方は、解説しているサイトがあったので見てみてください
またソイルは、いくら焼き固めているといってもお茶碗ほど焼き固めているわけではないので水中でどんどん崩れていきます
その崩れた粉がソイルとソイルの間に詰まって隙間がなくなったらソイルの寿命です
空気の通り道がなくなり病原菌が発生しやすくなります
そしてソイルには目には見えない穴が無数にあいており、そこにバクテリアが繁殖します
水中の有害物質を分解するバクテリアが増えることで水質の安定にもつながります
おわり

いかがだったでしょうか?
ソイルの特徴について少しでも伝わったものがあれば幸いです
ソイルは水草の育成難易度をぐっと下げてくれる魔法のアイテムです
その性質をよく理解して、超かっこいいレイアウト水槽を作っちゃいましょう
それでは楽しいアクアリウムライフを!!
コメント