アクアリウム初心者の方で「パイロットフィッシュって何?」といった疑問を持っている方はおおいと思います
パイロットフィッシュってよく聞くけど実際になんなのかはよく分からない・・・。
今回はそんな方に向けて「パイロットフィッシュとは何か?」についてご紹介していきたいと思います
パイロットフィッシュとは?
結論からいうとパイロットフィッシュとは「水槽を早く立ち上げるために必要なもの」です
詳しく説明すると、水槽が立ち上がるためには水槽内の有害物質を分解するバクテリアが増殖・定着した状態になる必要があります
そのためにはバクテリアの餌となる有機物が必要になります
その有機物を発生させるのがパイロットフィッシュとなります
パイロットフィッシュを飼育することで、糞をするのでその糞を餌にしてバクテリアが増殖します
つまりパイロットフィッシュの役割の本質は「バクテリアの餌を発生させること」ということになります
パイロットフィッシュの条件
パイロットフィッシュの条件は水質の変化に強いことです
パイロットフィッシュはその特性上、まだ完全に立ち上がっていない水槽で飼育することになります
そのため、水槽内には有害物質が少なからずあるということになります
このような環境でも飼育できる種類しかパイロットフィッシュとしては向きません
また、完全に立ち上がっていない水槽で飼育することから、死んでしまう可能性も高くなります
そのため、いくら水質の変化に強いといっても高価な生体はパイロットフィッシュとしては向かないと言えます
パイロットフィッシュの条件をまとめるとこのようになります
- 水質の変化に強いこと
- 生体の値段があまり高価でないこと
パイロットフィッシュとしておすすめの種類
パイロットフィッシュとしておすすめの種類はこちら
- ネオンテトラ
- アカヒレ
- アフリカンランプアイ
- ラミーノーズテトラ
もちろん他にもありますが今回は特におすすめな4種類をご紹介します
ネオンテトラ
1種類目はネオンテトラです
ネオンテトラは水質の変化にも強く、値段もとても安いため、パイロットフィッシュとしてもちいられることが多いです
アカヒレ
2種類目はアカヒレです
アカヒレは熱帯魚ではありませんが、よく熱帯魚と同じ水槽に入れられていることが多いので今回もラインナップに入れました
アカヒレは実際には温帯魚なのである程度の低水温にも耐えることができ、
なにより「コップで飼えるほど丈夫」という意味から「コッピー」と呼ばれるほど水質の悪化に耐性があります
そのためパイロットフィッシュに非常に向いている種類だと言えます
アフリカンランプアイ
アフリカンランプアイはその名のとおりアフリカに生息する熱帯魚で、水質の変化に強く、値段も安いです
ラミーノーズテトラ
最後に紹介するのは「ラミーノーズテトラ」です
この種類は他の3種とは違い水質の悪化に敏感であり、亜硝酸塩が含まれているような水槽では白点病にかかりやすいと言われています
そのため少し残酷かもしれませんが、ラミーノーズが白点病に罹らなくなれば亜硝酸塩がなくなった、すなはちバクテリアが定着したといったように判断基準として用いられることもあります
パイロットフィッシュの使いかた
最後にパイロットフィッシュはいつ導入すればいいのか?についてご紹介します
パイロットフィッシュを入れるのはこのタイミングです
- 水槽にカルキ抜きした水を入れる
- フィルターを回す(1〜2週間程度)
- パイロットフィッシュを入れる←ここ※パイロットフィッシュとして入れる生体は入れる数を最小限にする(10Lに1匹程度)
- 2週間異常パイロットフィッシュを飼育する(餌は普段より少なめにし、頻繁に水換えをおこなう)
- 水質検査キットで水質を測定する
- 「5」で基準値を超えるものがなければ水槽が立ち上げ完了
- 「4」で基準値を超えるものがあった場合は「4」を再度おこなう
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