以前は動物園等でしか見かけなかったチンチラも、中国などのアジアの富裕層からの需要が高まってきて世界中でブリーディングが行われ、最近ではペットショップでも徐々に見かけるようになってきました。
見た目が可愛いくて見かけたらついつい衝動買いしてしまいそうになるチンチラですが、いざ飼おうと思っていろいろ調べようとしてもまだまだ情報が少ないのが現状です。
そこで今回はこれからさきあなたがチンチラを飼った場合に毎日しなければならないことを紹介していきます。
毎日しないとダメなことは?
チンチラを飼う上での毎日しなければならないことは主に次の6つです。
- 餌やり
- 水替え
- ケージの掃除(トイレ掃除)
- 散歩(室内)
- 砂浴び
それぞれについて解説していきます。
餌やり(所要時間 5分)
まずは餌やりです。餌のやり方や種類はそれぞれに合ったほうほうを見つけるのが一番ですが、初めはどうすればいいのかがわからないと思うので基本的なやり方を紹介します。
餌の種類
餌の種類は主にこの3つです。
- チモシー
- チンチラ用ペレット
- アルファルファ
餌の与え方
基本的な餌の与え方は
①チモシーは常に新鮮なものを与えるようにし、チンチラが食べるだけ与える。
②チモシーだけでは栄養が不足するので、補助食としてペレットを与える(量に関しては袋に書いてあります)
③チモシーの食いつきが悪い場合はアルファルファの葉っぱを与える。(ただしアルファルファは高栄養なので与える場合はペレットの量を少し減らす。)
※チモシーはチンチラの主食であると同時に歯の伸びすぎの予防にもなります。なのでチンチラが食べるのであればどんどん与えて構いません。可能であれば少量ずつ袋から出して与えると新鮮なものが与えらるのでチンチラも喜ぶと思います。
容器
容器は特に何でも構いませんが、ケージを少しでも広く使うためには、牧草とペレットを両方入れれるものをおすすめします。
水換え(所要時間 30秒)
次に水換えです。上の写真のようなボトルに入れて常に水を飲めるようにし、新鮮なものを与えるために一日2回程度交換しましょう。(水道水でも構いません)
掃除(所要時間 15分)
チンチラはきれい好きで真菌が原因の皮膚病にもかかりやすいことからケージ内の掃除はこまめにする必要があります。
掃除は主に散らかった草を片づけたり、トイレマットを交換したりします。
掃除のためにこのような小さいほうきがあると草や糞などを片づるときに便利です。
また、ケージ内の小屋を拭いたりする際は上の写真のような、アルコールを含まないペット用の掃除シートを使用しましょう。
散歩(所要時間 1時間以上)
チンチラはすさまじい運動量なので広めのケージに入れていたとしても運動不足になりがちです。なので、毎日最低1時間程度は部屋に放って散歩をする必要があります。
散歩のやり方
散歩といっても犬のようにリードを付けて外を歩くわけではなく、部屋の中に囲いを作って放つだけで走り回るので十分運動不足の解消になります。
散歩の注意点
チンチラの散歩の際に注意することは以下の3つです。
- コードや壁等をかじられないようにする
- タンスなどの高すぎるところには登らせない工夫をする
- 行方不明にならないようにする
チンチラはよく走り、よく登り、よくかじります。
これらに注意することは家に傷がつくのを防ぐとともにチンチラがの骨折や感電も防ぐことにつながります。
※我が家ではこのようにダイソーの金網を使った手作りの柵や三段ボックス等を並べてバリケードを作っています。
散歩はチンチラの運動不足を解消するだけでなく、飼い主とチンチラがコミュニケーションを取る貴重な時間ですので、時間の許す限りしてあげたいですね。(コミュニケーションをとる手段としておやつを使うことも効果的です)
ちなみに散歩のときに呼んだ後におやつをあげることを繰り返しているうちに、呼べばくるようになったりもします。
(上の画像は呼ばれたから来たけどおやつがもらえずに不服そうなチンチラの写真です)
砂浴び (所要時間 0分~15分)
砂浴びの意義
砂浴びはチンチラのフサフサな毛を維持するだけでなく、毛の中の埃や汚れを落としたりするためには必要なことです。
砂浴びのやり方
砂浴びのやり方はとしては散歩の後に15分くらい時間をとってケージの中に砂浴び場を入れてもよいですし、常にケージの中に砂浴び場を置いておくでもどちらでも構いません。
しかし、慣れないうちは砂の交換のタイミングも難しいと思うので散歩の後に少し時間をとって砂浴びさせる方法をおすすめします。
理由としては砂を入れっぱなしにしていると砂の汚れに気付かずに菌が増殖してしまい、チンチラが病気になってしまう可能性があるからです。(チンチラは一度病気になってしまうと完治しない場合もなるため予防には非常に気を遣う必要があります。)
さらに砂をケージの中に入れっぱなしにしていると砂が舞って部屋が全体的にじゃりじゃりします。
最後に
チンチラはもともと毛皮をとるためにブリードさせられていた品種ですが、そのかわいさから近年ペットとして徐々に人気が出てきつつあります。
しかしチンチラを飼う上で必要な情報はまだまだ少ないのが現状です。なので私は足りない情報は、チンチラの飼い主同士が情報を共有しあうことが非常に大切だと思っています。(私自身もチンチラを飼っていくうえで、先輩の飼い主の方に何度も助けられた経験があります・・・。)
私もぜひみなさまのお役に立ちたいので、このブログはもちろんのこと、Twitterでも積極的にチンチラについて情報を発信していく予定です。よかったらぜひフォローよろしくお願いします。
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