きれいな水草水槽ってあこがれますよね?
「いつか自分もあんな水槽を作ってみたい・・・。」
そんな風に考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、いざきれいな水槽と同じ水草を調べて購入し、植えてはみたけどうまく育たず枯れてしまった
そんな経験をされた方も多いと思います
今回はそんな悩みをかかえる方に向けて
いままでの6年のアクアリウム歴のなかで数々の高級水草を溶かしてきたこの私が「初心者でも飼育しやすい種類に」ついてご紹介します
【今回の記事はこんな方向け!!】
- きれいな水槽を真似して同じ種類の水草を買ってみたけどうまく育たなかった
- 初心者でも育成が簡単な種類の水草が知りたい
初心者でも育成しやすいおすすめの水草
それではさっそく、初心者でも育成しやすいおすすめの水草をご紹介していきます
それは次のような水草です
- ミクロソリウム系
- アヌビアス系
- 日本の自然界に生えている系
- 浮草系
これらについて解説していきます
ミクロソリウムとアヌビアスついてはこちらの記事でも紹介してるのでよかったらご覧ください
ミクロソリウム系
ミクロソリウムは一株で数百円でペットショップで買える入門的な種類から、葉っぱ数枚で千円以上して、アクアリウム専門店でしか取り扱っていないようなマニアックな種類まで多くの種類が存在するシダ植物です
その見た目も種類によってさまざまで、葉が細いものや三又のもの、葉の先端がギザギザになっているものもあったりとレイアウトのイメージによって使い分けができたりと初心者から上級者まで何かと重宝している水草です
そんなたくさんの種類が存在するミクロソリウムですが、私が初心者におすすめする種類は次の3つです
おすすめの種類
- ミクロソリウムプテロプス
- ミクロソリウムセミナロー
プテロプスは一番ノーマルなミクロソリウムで葉も太く存在感もあります
なにより原種に近いので数あるミクロソリウムのなかでも最も丈夫だと感じます
セミナローはプテロプスの葉を細くしたような種で、こちらも比較的頑丈で初心者でも育てやすいです
注意点
ミクロソリウムに共通して言えることは「高水温に弱い」ということです
高くとも26℃くらいにして育てるとうまくいきやすいと思います
アヌビアス系
アヌビアスというと最近では2020年に日本初入荷かもしれないと謳われたしわしわの葉っぱが特徴的な「キリン」が話題になりました
それほどまだまだ奥が深い種類ではありますがこれももちろん初心者におすすめの種類があります
おすすめの種類
なかでも初心者の方におすすめの種類は
- アヌビアスナナ
- アヌビアスナナ・プチ
この2種類です
アヌビアスナナは広葉樹林のような葉っぱをしていて、水槽の中にあると森林感を演出してくれます
アヌビアスナナ・プチはアヌビアスナナをそのまま小さくしたような見た目をしているため、アヌビアスナナよりも小さな水槽でも使用でき、より密集した感じを演出できます
注意点
アヌビアス系に総じて言えることですが、葉が硬く成長もかなりゆっくりのため特に水流の強い場所に置いておくと
黒髭コケが葉っぱについてしまうことがよくあります
対処方としては、水流のあたらないところに設置し、適度な水換えをおこなうようにしてください
【水換えについてはこちらでも解説していますのでぜひご覧ください!!】
日本の自然界に生えている系
次にご紹介する水草は「日本の自然界に生えている系」です
具体的には下の3つのようにもともとは外国原産の水草だけど今は日本で広く分布し、帰化した状態になっているもの
- アナカリス(別名:金魚藻・オオカナダモ)
- マツモ
- ガモンバ
※マツモは日本原産の水草です
このような水草は何がいいかというとみなさんの家庭で使用している水道水(もともとは川の水)が生育するための環境として合っているからです
日本の自然界で生きているのでもちろん日本の水はあっていますし、3種とも非常に丈夫な部類にはいるので初心者におすすめです
しかし、見た目の問題で本格的な水草レイアウト水槽には少し向かないかもしれません
「とりあえず水槽の中に緑を入れたい」といった人向けです
注意事項
ここで紹介した3種については非常に増えるのが早いです
とてつもなく増えたからと言ってその辺の川に捨てないで下さい
一度水槽に入れた水草は日本の自然界にはない病気などがついている可能性があります
増えすぎた分は人にあげるか、もったいないですが、燃えるゴミに捨ててください
浮草系
最後は浮草系です
浮草は見た目がかっこよくなるだけではなく、こちらの記事でも紹介しているように葉の部分が水の外に出ているため空気中の二酸化炭素を吸収できるのでガンガン成長します
ガンガン成長するということは水中の養分(コケの原因)も吸収してくれるので水質管理にも役立ちます
具体的におすすめの種類はこちら
- アマゾンフロッグピット
- サルビニア
アマゾンフロッグピットはランナーを伸ばして葉っぱの枚数を増やしながら成長していきます
水質が合えば一気に増えるので、放置していると水面が覆いつくされてしますことも多々あります
しかしその分水中の養分を吸収してくれている証拠です
注意点としては根っこが非常に長くなり熱帯魚に絡みつくほどになることがあるのである程度伸びてきたらトリミングしましょう
サルビニアはアマゾンフロッグピットよりも葉が密集しており、根っこのもじゃもじゃ感もアマゾンフロッグピットに比べると強い気がします
その分アマゾンフロッグピットほどには根っこが長くならない傾向があるように感じます
注意事項
ここで紹介した2種についても非常に増えるのが早いです
先ほどと同様に増えたからと言ってその辺の川に捨てないで下さい
一度水槽に入れた水草は日本の自然界にはない病気などがついている可能性があります
増えすぎた分は人にあげるか、もったいないですが、燃えるゴミに捨ててください
また、浮草が増えすぎると水槽の中に光が当たらなくなって他の水草が成長できなくなりますので適度に間引いてください
初心者におすすめの水草の特徴
今回私が初心者におすすめとして紹介した水草にはこのような特徴があります
- 二酸化炭素の添加がなくても問題なく育つ
- 高級な照明が必要ない
- 水質管理の難易度が高くない
- 入手が比較的容易(ペットショップでも手に入る)
この4つを判断基準として選びました
私が水草水槽を始めたての頃はこの特徴に該当しない高くて通販でしか入手できないような水草を買っては枯らしを繰り返していました
みなさんの中で「少しでも失敗の確立を下げて徐々に知識を付け、いつかは難しい種類にも挑戦していければいい」といった風に考えている人がいれば今回の記事の内容は役に立つと思います
とは言え初心者向けの水草もあなどれない
今回紹介した水草は初心者向けとは言いましたが中には世界水草レイアウトコンテストの上位入賞者のレイアウトで使用されている種類もあります(ちなみにアヌビアスナナ・プチです)
初心者向けだからといってかっこいいレイアウトができないわけではないので
ぜひいろんなレイアウトに挑戦してみてください
それでは楽しいアクアリウムライフを!!
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