【アクアリスト必見】地震対策におすすめのグッズを紹介〜水の溢れから停電の対策まで〜

アクアリウムを趣味としてして行う限りは地震の対策というのは必須である上に、かなり心配になる点だと思います

今回はアクアリストのための防災対策グッズについてご紹介していきます

目次

地震対策におすすめのグッズ紹介

アクアリウムにおける地震対策にはいくつかの種類があります

それは

  • 揺れによる水槽の水が溢れないようにするためのグッズ
  • 停電が起きた場合の応急措置用のグッズ
  • 漏電による火災発生予防用のグッズ

それでは順番におすすめのグッズを紹介していきます

揺れによる水槽の水が溢れないようにするためのグッズ

これは日頃から行っておきたい対策で、水槽が揺れた際に水が溢れてしまうのを少しでも防止するためのグッズです

水槽は基本的に上が空いている状態なので、揺れが起きた場合には溢れてしまいます

そのための防止策をご紹介します

溢れるのを防ぐにはフランジが

溢れるのを防止するために有効なものとしてフランジがあります

【フランジとは?】

フランジとは水槽の上部の縁に沿っている蓋の様なものです

これはもともとガラス水槽に比べて変形しやすいアクリル水槽の強度をアップさせるためについているものです

地震対策のほか生体の飛び出しの防止にもなるため、つけていて損はないです

フランジを使うことでどの様な効果があるのかを説明します

フランジなしの場合

フランジがない場合に地震が起こるとどうなるのか?

画像を使って説明します

揺れる前
揺れている時

この様に地震がおこると上から水が溢れてしまいます

これが小さな水槽ならそこまで大問題にはなりませんが、90センチ以上の大きな水槽だと溢れる水の量もとても多くなり被害がより大きくなります

フランジありの場合

次にフランジがある場合はどうなるのかを紹介します

揺れる前
揺れている時

フランジがついている場合は、

図のように水がフランジにぶつかることで、揺れた時の水の動く方向が変化し

外に溢れないようになります

フランジで完全に水が溢れるのを防ぐことはできませんが、ないよりは圧倒的に溢れる量が少なくてすみます

その証拠に多くのアクアリウムショップでは地震対策としてこのフランジ付きの水槽が採用されています

フランジ付き水槽のおすすめ

フランジは基本的にアクリル水槽には基本的についています

フランジ付きの水槽のおすすめはこちら!

【アクリル水槽のおすすめ】


【ガラス水槽のおすすめ】


あとから着けれるフランジ

「フランジが地震対策に有効なのはわかったけど、今から水槽を買い換えるのは難しい」という方もいると思います。

なので、そんな方におすすめの後着けできるフランジにについてご紹介します

その商品がこの「ジェックス アクアフランジ」です

後着けの地震対策として非常に人気の商品です

【ジェックス アクアフランジ 】

停電が起きた場合の応急措置用のグッズ

次に停電が起きた際の応急措置用のグッズを紹介します

地震が起きると停電が発生する場合があります

水槽はフィルターをはじめとする数々の電気製品が稼働していると思います

そのため水槽には停電時の対策も必要になってきます

停電時に起こりうる問題

  • フィルター(またはエアレーション)が止まる
  • ヒーターが止まる

問題として発生しうるのはこの2つです

他にも照明がつかなかったり、二酸化炭素の添加ができなくなったりと、問題はありますが生体への影響が少ないため問題には挙げませんでした

フィルター(またはエアレーション)が止まる

フィルターやエアレーションが止まると発生する主な問題はこちら

  • ろ過ができない
  • 溶存酸素が不足する

ろ過能力はろ材にどれだけ飼育水が通ったか(水がどれだけ循環しているか)によって決まります

そのため、フィルターが止まるとろ過能力が著しく低下し有害な物質が分解されにくくなります

また、水流が発生しないことによって水中の溶存酸素量が低下し生体が弱ってしまう原因になります

そのため少なくともエアレーションは応急的な措置としてしておく必要があります

おすすめの商品

エアレーションを行うためのエアポンプには電池式のものがあります

いざというときのために備えておくことをおすすめします

この商品を使ってみたところ、性能は特に問題ないですが静音性に欠けます

買う前にそこだけ注意してください

【ジェックス アトム5】

ヒーターが止まる

ヒーターが止まることの問題点は水温が低下することです

特に冬に停電が起きた場合は水温が著しく低下し、熱帯魚にとって深刻なダメージになりかねません

ヒーターが止まってしまった場合は、湯たんぽ(お湯はカセットコンロで沸かす)を水槽に浮かべることで温度の低下を防ぐことができます

水槽の大きさに応じて湯たんぽの中に入れるお湯の量を調節してください

※このやり方をする場合は必ず定期的に水温を確認し、温度が高くなりすぎないように注意してください

【タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ 】

【イワタニ カセットフー 達人スリム  】

カセットコンロに関しては流木の煮沸処理にも使えるので買っておいて損はないと思います

停電が復旧するまではどれくらい?

東日本大震災の時のデータでいうと

停電発生から3日で約80%以上、1週間で98%以上の世帯で復旧が完了しています

そのため、停電対策としての備えはこの数字をもとに考ることになります

http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chousakai/tohokukyokun/9/pdf/sub2.pdf

漏電による火災発生予防用のグッズ

水槽からあふれた水がコンセントにかかると漏電して、火災になる恐れがあります

そのためにはコンセントに対策を施す必要があります

対策に必要なグッズを紹介します

【山崎実業 コンセントガード 】

コンセントにカバーを付けることで、水がかかってもある程度であれば防ぐことができます

揺れが発生したあとの対策

地震により大きな揺れが発生したあとは、しばらくの間余震が発生する可能性があります

余震に備え水位を下げたり、ラップを貼るなど水があふれないように工夫する必要があります

※水位を下げるさいはヒーターやサーモスタッドが露出しないように注意してください

まとめと地震対策マニュアル

今回は地震対策のグッズ紹介ということで記事を書きました

この他にもアクアリウム全般における地震対策ということで

ADAから東日本大震災の際に配布された「地震対策マニュアル」というものがあるのでリンクを貼っておきます

Aqua Design Amano
電子版「地震対策マニュアル」 公開のお知らせ | ADA - NEWS RELEASE
電子版「地震対策マニュアル」 公開のお知らせ | ADA - NEWS RELEASE熊本大地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆様の安全と一日も早い復興をお祈りいたします。ADAでは、電子版「地震対策マニュアル」をADAホーム...

ここにも書いてありますが、地震が起きた際は水槽を押さえたくなる気持ちも分かりますが揺れが収まるまでは自分や家族のの身を第一に考えた行動をとってください

必要な備えを十分におこない、いざというときに備えましょう

それでは楽しいアクアリウムライフを!!

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